姫路城は、誰もが一度は行ってみたい世界遺産の1つですが、休日はどのくらい混雑するのでしょうか?
実際に行って状況を調べてみました。

混雑を回避する方法についても紹介しますよ。
この記事でわかること
・姫路城の休日の混雑状況
・できるだけ混雑を回避する方法
・姫路城の入場者数情報
姫路城の開城前後の混雑状況
3連休の真ん中、10月13日(日)に姫路城へ行ってきました。
姫路城の入口は城に向かって左側にあり、ココへ向かって芝生広場から続々と人が集まって来ます。

数えてみると、1分間に30〜40人が絶えることなくやって来ます。
ということは、入城が1時間遅れると2100人も先を越される計算になります。
ですから、早く入城した方が混雑に巻き込まれる可能性は確実に低いわけです。
姫路城が開城するのは午前9時。
この日、30分前に着きましたが、それでも既に200人ぐらいがテントの下で門が開くのを待っていました。
その後、開門と同時に一斉に券売機へ人が並ぶのですが、入場券を購入するのに10分程度かかりました。

開城直後でも、ガラガラということはありませんので予め心得ておきましょう。
姫路城の天守閣の混雑状況

姫路城で一番混雑するのは、何と言っても天守閣です。
天守閣は、地下1階から入って、最上階は6階。
6階が満員になると、係員によって各階毎に階段の使用が制限されます。
この日も、2階で約200人が15分間も待たされていました。

後でわかったのですが、この15分間、最上階の6階が空になるのを待っていたようです。
通常、内部は一方通行で、階段は上り専用と下り専用に分かれていますが、混雑時は全ての階段を下り専用に切り替えて6階の人達を一気に2階まで下ろすんです。

その方が回転が速いんでしょう。
しかし、上り専用の階段には段の先端に滑り止めが付いていないので、下りで使うのは少々怖い。
慎重に下りないと大怪我しますので注意が必要です。
その後、2階から一気に駆け上がって6階に着いたのですが、写真のような大混雑!

今まで数々の城を見てきましたが、天守閣の最上階の混雑は、姫路城が一番凄かった。
本当、「押しくら饅頭」状態ですね。
10分ぐらいで係員によって階段を下りるように誘導されますので、最上階からの眺めやお参りなどを早々と済ませてしまいましょう。

姫路城の見学の所要時間

姫路城の所要時間は2時間程度です。
駆け足気味で2時間、ゆっくり見学したい方は3~4時間ぐらいかかります。
混雑時に天守閣へ入った場合、入場制限で待たされることもありますから、1時間程度は出てこれないと思って下さい。
また、天守閣の中にはトイレがありませんからご注意ください。
次に城内ですが、天守閣以外にも敷地内や千姫の百閒廊下などを見学するのなら、更に1時間は見込んで置くべきでしょう。

従って、合計2時間は少なくても必要です。
なお、城内に飲食できる茶店などはありませんから、お腹が空くことがないように見学前後に済ませておきましょう。
混雑を回避するおすすめの方法
姫路城の入場制限は、天守閣から順番にはじまり、午後になると入城さえも制限されます。


ですから、混雑回避したいなら、開城直後の9時に入城するのがベストです。
そして、入城後は最も混雑する天守閣へ真っ先に登ってしまいましょう。
天守閣の中は下りながらでもゆっくり見物できますし、城の敷地内も後からゆっくり見物すればいいわけですから、混み始める前に天守閣の最上階を楽しんでしまうことをおすすめします。
姫路市による姫路城の入場者数情報
月毎の入場者数
姫路市によると、2023年度の姫路城入場者数は1,479,567人です。
これは、名古屋城(愛知県)205万人、二条城(京都府)185万人に次ぐ、全国第3位の年間入場者数であり、人気が高いことを示しています。
しかし、毎月の入場者数を調べてみると混んでいる月と空いている月のバラツキがあることがわかります。
2023年度の入場者数が少ない月は、
- 1月 :8.3万人
- 12月:8.9万人
- 6月 :9.3万人
- 7月 :9.4万人
- 2月 :9.5万人
- 9月 :11.9万人
一番空いているのは、12月から2月までの寒い時期、次に空いているのはゴールデンウィークから夏季休暇までの間となっています。
逆に混雑している月は、
- 3月 :16.9万人
- 11月:16.1万人
- 4月 :15.3万人
- 10月:14.5万人
- 5月 :13.7万人
- 8月 :13.5万人
3月から4月までの桜の開花時期、10月から11月までの紅葉の時期が最も混んでいて、続いて、ゴールデンウィークの5月、夏季休暇の8月となっています。
「さくら名所100選」(日本さくらの会認定)にもなっている姫路城。
ソメイヨシノ、シダレザクラなど約1000本の桜が、姫路城の大天守や白壁に映える景色を目当てに多くの観光客が集まってくるのです。
また、曜日別では、当たり前ですが平日よりも土日の方が混雑しており、土曜日よりも日曜日の方が1千人程度多いという状況です。
なお、1日の入場者数が1.5万人を超えると入場者制限がかかります。
姫路城の休日の混雑をレポート!おすすめの混雑回避方法も!のまとめ

以上、姫路城の休日の混雑をレポート!おすすめの混雑回避方法も!でした。
姫路城は国内だけでなく外国人旅行客にも大変人気の高い観光地ですから、その混雑も並大抵なものではありません。
この記事を参考に、できるだけ空いている時間帯を選び、少しでもゆっくりと観られるように予定を立てていただければ幸いです。