2025年放送のNHK大河ドラマは、「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」というなんとも理解できないタイトルです。
この記事では、
について解説します。
「べらぼう」の意味
「べらぼう」をgoo辞書で調べてみました。
[名・形動]
- 程度がひどいこと。はなはだしいこと。また、そのさま。「今日は—に寒い」「—な値上がり」
- 普通では考えられないようなばかげていること。また、そのさま。「そんな—な要求はのめない」
- 人をののしっていう語。たわけ。ばか。「何をぬかすか、この—が」
【補説】
語源は、寛文(1661〜1673)末年ごろ、見世物で評判になった、全身真っ黒で頭はとがり、目は赤く丸く、あごが猿のような奇人「便乱坊 (べらんぼう) 」「可坊 (べくぼう) 」からという。「篦棒」は当て字。【類語】
ものすごい(ものすごい)、むちゃくちゃ(むちゃくちゃ、すさまじい(すさまじい)【関連語】
引用元:デジタル大辞泉(小学館)
強度(きょうど)
当時の蔦屋重三郎の発想や行動は、まさに常識外れでした。
しかし、次第に時代の寵児(ちょうじ)へと変貌してゆく姿に親しみと尊敬を込めて「べらぼう」と名付けたそうです。
大河ドラマでは、そんな「べらぼう」な蔦屋重三郎の生き方が題材となっています。
大河ドラマの詳細については、こちらをご覧ください。
時代劇でよく「べらぼうめい!」って聞きますよね。
「ばか」「阿呆」という意味で、相手を罵倒する言葉として使われます。
「蔦重栄華乃夢噺」の意味
「蔦重栄華乃夢噺」、これを読めない方も多いのではないでしょうか。
「つたじゅうえいがのゆめばなし」と読みます。
蔦重(つたじゅう)とは、江戸時代中期に数多くの浮世絵師や作家の才能を見出して世に送り出した出版人「蔦屋 重三郎」(つたや じゅうざぶろう)のこと。
蔦屋 重三郎が見出したのは、喜多川歌麿、葛飾北斎、山東京伝、滝沢馬琴と誰もが知っている大物ばかり。
「謎の浮世絵師」とも呼ばれ、その本名や生没年、出生地、家族、師匠や弟子など
すべてが謎であると言われてきた東洲斎写楽も彼によるもの。
幕府から弾圧を受けながらも「面白さ」を追求し続けてきた波乱万丈の生涯を
「栄華乃夢噺」(えいがのゆめばなし)=「華やかに栄えた夢のような話」と例えているのです。
書店・レンタルビデオ大手「TUTAYA」は、
創業者の祖父が営んでいた事業の屋号「蔦屋」と、
「蔦屋 重三郎」の両方に由来しているそうです。
2025年大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の意味?のまとめ
以上、2025年大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の意味?でした。
蔦屋 重三郎の波乱万丈な生涯がタイトルの期限ですが、例えを加えた良いタイトルですね。
タイトルからも、脚本やドラマそのものの面白さが伝わって来そうです。